今日のじぃじ

昨日は「良かった、良かった」と帰ったいっけいと母でしたが、衝撃の事実が待ちかまえていました。

なんと、昨日は意識が周期的に薄れる以外は正気だった父が「別人」、というか、幼児に変貌をとげていたのです。病院に着くと、車いすに手足を固定され、真っ赤になって怒っている父を発見…。入院時に、医師から「脳に障害が起こると、説明してもわからない状況になるおそれがあるので、場合によっては拘束することもある」と説明を受け、「同意書」を書かされてはいたのですが、ほんとにそうなるとは…。どうも、夜中に徘徊して他の患者さんに迷惑をかけたり、ちょうどいっけい達が病院に着く直前に、看護婦さんと言い合いになって顔をひっぱたくという、普段の父からは考えられないことになっていたのでした。

「ろくに食事してないから、病院のレストランで昼食を食べよう!」と、昼食を摂らずに行ったのは大失敗。幼児化した父の世話で、母は一時も離れられなくなってしまいました。いっけいは父のことを「しょぱん君!」と呼び間違える始末(汗)。とりあえず担当医に話を聞いてからでないと帰れない、、、と夕方まで待ちました。で、担当医と面接。

「身体の回復は驚くほど早いし、MRIでも新しい『脳梗塞』の痕跡は認められないので、古い脳梗塞(これは、7,8カ所痕跡があった)の影響による『てんかん』だったと思います。で、今の状況ですが、おそらく病院の環境に心がついていけないという状態だと思うので、今日これから外泊、家で落ち着いていればそのまま「退院」という方向でいかがでしょうか。こういうことは、お年寄りにはよくあることです。」

はっきりいって、このまま病院に置いておくのはあまりにも忍びない、、、といっけいも思っていたので、荷物一式を持って、実家に連れて帰ることに。タクシー乗降車は一苦労だったけれど…。明日の朝までほんとに母一人で大丈夫かぁ、、、と思いつつ、夜しょぱん君の待つ家に帰ってきました。